池田克己生家前

戦後詩壇のエースだった夭折の詩人池田克己と、彼をめぐる人々のこと。

2/11池田克己命日記念イベント「未来忌」開催します

あけましておめでとうございます。

年末に準備ガンバルゾーと気合いを入れていたのですが、風邪をうつされてしまい、開催一ヶ月を前にやっとチラシ原稿できあがりました。

2/11未来忌チラシ

「未来忌」という名前は、池田克己の甥にあたるご親族のかたがつけてくださいました。詩誌「日本未来派」のことでもあり、未来に向って、未来のために進み続けた池田克己という詩人そのもののことでもあり、たくさんの意味がこめられた名前だと想います。

この「日本未来派」という名前は、創立者のひとりだった詩人菊岡久利がつけた名前ですが、のちに、菊岡久利は池田克己と意見が別れ「日本未来派」を去ります。

菊岡と池田の確執についてはまたここに書こうと思っていますが、派閥なき派閥、流派なき流派を目指した池田克己と、雑誌に「日本未来派」という名前をつけた菊岡久利は最初から同じ場所に立っていなかったのだと思います。

実際池田克己は、のちに、誌名を「未来」としたいと書簡に書いています。*1

その池田克己の命日を「未来忌」と呼ぶことになったのは、誠に本意を得たものと感じています。

さてこのたびの「未来忌」では、地元吉野で活動されている朗読グループと尺八愛好家のみなさまと、私どもの音楽プロダクション「SPOONFUL MUSIC」のアーティストの協力で、等身大の池田克己と、池田克己の世界観をお伝えできたらと思いプログラムを組ませていただきました。

  1. 池田克己への献詩朗読
    池田克己逝去時に小野十三郎、植村諦、多田裕計、安藤一郎が詠んだ献詩の朗読
  2. 尺八演奏
    下市口居住時代に池田克己が尺八を学んでいたことにちなむ尺八演奏
  3. 池田克己作品朗読と音楽
    池田克己作品と音楽のコラボレーション
  4. 眞奈井八咫ミニ演歌歌謡ショー
    吉野町在住のピアニスト柴田光明が池田克己の作品に曲をつけ、演歌歌手・眞奈井八咫が歌い上げる歌謡ショー
  5. 朗読音楽劇「馬上侯」
    上海時代の池田克己がモデルとして登場する高見順の小説「馬上侯」の上演。当時東洋のパリと呼ばれた上海はジャズのメッカでした。当時流行のジャズナンバーと一緒にお楽しみ下さい。

また、16時からは能登半島震災チャリティコンサート、18時からはダラブッカ奏者近藤大貴、ギタリストnea、ピアニスト柴田コウメイによるスペシャルコンサートも開催します。

2月11日は、公民館のある吉野町上市地区で「初市」という伝統のお祭も開催されています。ぜひ皆様、吉野町観光とともに足をお運びください。

 

 

*1:木田隆文著・日本未来派、そして〈戦後詩〉の胎動